ホーム > 新着情報 > 個人向け > 求人票に表れない必須条件
Gaipro株式会社

求人票に表れない必須条件

fishglass greedy woman.jpg

求職者と企業をマッチングする際、もちろん求人票に書いてあるような条件、当該分野の経験年数、英語力、学術知識、又は人柄などが選考基準になる。だが応募するポジション、仕事内容に対して強い関心があることももちろん重要だ。 どういうわけか多くの人はこのことを忘れがちで、経験やスキルが募集条件に合ってさえいればいいと考える。求人票に書いていなくても面接の際必ず採用のいかんを左右するのは、本人の当該ポジション・企業への関心・熱意だ。優秀な人材であっても、面接で本人の関心や熱意が伝わらなければ落ちる可能性は高い。逆に募集要項の条件を100%満たしていない人でも、本人のモチベーションが高ければ、ある程度そのハンデを埋め合わせることが可能だ。

給料アップよりもやり甲斐のある仕事を目指す


企業側は金銭的な条件ばかりを重視している候補者をあまり好まない。そのため「業務自体にやり甲斐がありそうなので応募したい」、または「自己啓発のために新しいスキルを身につけたい」という意欲や熱意が面接の時に伝わると大きなプラスになる。つまり、応募動機や会社の業務自体に興味があるかということが非常に重視されるので、うまく自分の熱意が伝わるよう、表現力を身につけることも大事になる。特に面接官が役員レベルだった場合、高いポジションの人ほど自分の会社に愛着をもっているため、管理職クラスの仕事であればさらに企業側からは高いモチベーションを求められていると思った方が良いだろう。

熱意をうまく伝えることが大事


先日クライアント企業から管理職レベルの人材を探してほしいという依頼があり、ありがたいことに非常に優秀な方を候補者として紹介することができた。クライアント企業の役員にも高評価を得て、海外本社での面接までこぎつけた。その候補者も仕事の内容に大変興味を示し、乗り気であったが、海外での面接の段になって熱意をうまく伝える事ができず、結局不採用となってしまった。motivated laboratory couple.jpg海外での面接ということで、おそらく緊張や、疲労など様々なことが原因で本人の真価を発揮できなかったのであろうが、面接は一度限りである。その場で熱意を伝える事ができなければ、いくら優秀な方であっても不採用となってしまう。
一方、募集要件を満たしていない候補者でも、面接の際仕事に対する関心や熱意が伝わり、採用となった例はいくらでもある。コンサルタントとして、こういった例を何度も目の当たりにし、最終的に人の心を動かし、採用に導くのは求職者の熱意と意欲だという事を改めて感じる。

自分が本当にやり甲斐を感じる仕事に応募すること


もちろん、高いモチベーションを持つ事を一方的に社員に求めるだけではなく、企業側も社員のモチベーションを上げるための努力をしなければならないだろう。 しかし、それは採用後の話で、採用するにあたって、企業側からすれば、熱意があり、雇った後も日々の仕事に満足する人を採用したいと思うのは当然だ。

今まで述べたように、自分の熱意を企業側に伝えるのは転職の際プラスになる。だがなにより大切なのは自分自身がその仕事に本当に熱意を持っていることだ。仕事を手に入れる為だけに関心のない仕事に応募しても、後で仕事にやり甲斐を見出すことはむずかしい。本当にやりたい仕事に就いてこそ充実した生活が送れる。そのためにはやはり自分が本当に関心を持ち、情熱を持って取り組める仕事に応募するべきだろう。