【面接】面接で「何か質問はありますか?」と聞かれたら
ヨーロッパ企業との採用面接で、一通りの質疑応答が終わった後、企業側から「それでは最後に何か質問はありますか」と聞かれました。しかし、よい質問が一つも思いつきません・・・ このような場合、どうしたらよいでしょうか。正直に「質問はない」と答えてもよいのでしょうか。
【アドバイス】
面接で確認したいことを事前に整理し、緊張した場面でも読めるように綺麗な字でメモした「質問リスト」を作っていくことをお勧めします。しかし、肝心のメモが見つからない、または自分の書いた字が汚くて読めずに焦ってしまいそうな場合、どうしたらよいでしょうか。
1) 沈黙しない ヨーロッパ企業の採用面接を受ける場合、どんなに答えに詰まる困った質問が来ても、沈黙は避けてください。どんな場面でも、自分の考えを、筋道立てて、その場に応じた適切な形で発言できる人を企業は評価します。
2) 面接官がヨーロッパ人の場合は特に注意 面接官がヨーロッパ人の場合、「何か質問はありますか」と聞かれて、候補者が「質問はありません」と答えたら、それは「御社にそれほど興味はありません」と答えているのと同じと受け止められるリスクがあります。企業によっては、面接官からはほとんど質問せず、主に候補者からの質問に答える形で面接が進む場合もあります。このようにして候補者の関心の強さを見ているのです。
3) 本当に質問が浮かばない場合 質問はなくても、とにかく何か意味のある発言をしましょう。その際、最も重要なのは、「私は御社に興味を持っています」という前向きなメッセージを伝えることであると思います。 困った時には以下のような回答はいかがでしょうか。 『申し訳ありません。今日はとても緊張しているので、用意してきた質問内容を忘れてしまいました(笑)。しかし、私が今日最もお聞きしたかったことは○○と△△についてです。その点について詳しいご説明を伺い、十分理解を深めることができました。後程、もう少し踏み込んで自分なりに調べてみたいと思います。(※相手の目を見ながら自信ありそうに答え、最後にニッコリ笑えば完璧です)』