ここが外資系の魅力

外資系への就職といえば、安定性の面などで疑問を抱えている求職者も多い。 それでも多くの人がこの変革期の中で、転職の時は外資系企業を選んでいるようだ。外資系企業の魅力とは何なのか。多方面から考えてみたい。

外資系は動くスピードが早く、仕事の裁量が認められるのはひとつの要因だ。 年齢や性別を問わず、意欲さえあって成果を出せば、それは必ず昇格や金銭面で速やかに報いてくれる。経済的な面では、名前が日系大手ほど知られていない外資系にとっては、人材を確保するのは比較的に困難なため、その代わりに平均より高い給料、通常よりいい条件（有給休暇など）を提供してくれることが多い。

外資系はあくまでも海外の支社であるので規模がやや小さく、設立からまだそれ程経っていないことが多い。 そのため日系大手よりもいいポジションやタイトルを得るのは比較的簡単。しかも肩書きだけでなく、入社した時から権限が任され、自分の力で企業の成長に貢献できる度合いが高い。従業員の個々の責任・権限は日系大手と比べて高いことが多い。

技術力の面でも日系企業には負けない。多くの外資系の日本支社は中小企業であるに関わらず、テクノロジーやビジネスモデルは競合他社より先駆けているからこそ、日本で勝ち残ることができる。

弊社のサポートにより、日系大手から、当時僅か2人規模だがテクノロジーの面で非常に優れている外資系企業へ転職したSさんがいる。自分の貢献のおかげで会社が成長するのが手に取るように見え、それが大きな充実感となったという。 ２年後、その企業の社員は5人程度まで増え、最先端企業として規模を広げており、次々と増員している。

貢献すれば昇格も当然なことで、外資系で働くことは、大きなキャリアチャンスである。 有名だから安定していると、日系大手で昇進できるまで消極的に年数を数えるよりも、積極的にリスクを図りながら、多くの魅力がある外資系企業にアプローチする価値は絶対にある。

同時に外資系であれ、内資系であれ、それぞれの企業には特徴があるので、その企業での採用は自分のキャリアにどういうインパクトがあるのかを慎重に検討した方がいいだろう。