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【For Your Amusement】婚活と就職の共通点

人材紹介会社は仲人のようなもの?

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人材紹介会社のコンサルタントとして、候補者をクライアント企業に紹介するというのは、ある意味未来の花嫁と花婿を取り持つ仲人の仕事に似ている。 仲人は男女の婚活をサポートするが、我々コンサルタントは転職希望者と企業との間を取り持ち、就活をサポートしている。
個人的な見解から言えば、誰もが未来の雇い主(または結婚相手)と仲介者の手を借りず、自然に出会いたいと思っているはずだ。手っ取り早い出会いを希望するのであれば、有望な雇い主(または理想のプリンスかプリンセス)からヘッドハント(またはナンパ)されるのも悪くない。だが、いつも受身でいるのはどうか?:

1.座って待っているだけより自分から動くほうが常によりよい結果を得られる。
 
2.理想の雇い主を見つけるまでには何度か面接をしなければならないことが多い。

これを婚活に置き換えると、やはり最初のデートで運命の相手に出会うことは少ない。 私たちのような人材紹介会社はまず面接などをセッティングし、出会った両者(雇い主と従業員、あるいは花嫁と花婿?)が良好な関係を結べるようお膳立てする。だが求職者は、あまりよく知らない企業1社(または未来のパートナー1人)に全ての期待をかけるより、何社かと面接(あるいはデート)をした方がより安全だ。
自分の希望・スキルとやりたい仕事の内容・募集条件が合っているかどうかを面接などで知る事は、自分の興味や性格がデートの相手と合っているかどうかを知る過程に似ていないだろうか。どちらにせよ、実際に会ってみて初めて相性がいいかどうかわかるのである。


結局は相性の良さが肝心

人材紹介コンサルタントである私たちも同様の体験をしている。いくら履歴書が良くできていても、クライアント企業と相性が良い候補者かどうかわかるのは実際にその人に会ってからだ。さらには実際に候補者と企業が面接をしてみてからでないとわからない。これもまさにデートと同じで、会ってみないと何が起こるのか全くわからないのである。
最近あったことだが、スキル的には今一つ不足しているのではないかと思われた候補者がクライアント企業の社長と意気投合し、募集条件の壁を乗り越えて次の面接に進んだ。その一方で、非常にスキル・経歴的には文句のない候補者が無愛想な態度で面接に訪れ、終始他の面接の愚痴を言うことなどがあるが、こうなるといくら優秀な候補者でもクライアント企業に紹介するべきかどうか頭を抱える。


職場イコール結婚後の家庭?

多くの求職者は転職の際に最も大切なのはしっかりとしたスキルと経験だと考えるが、企業(またはデートの相手)が候補者のパーソナリティにこだわるのは、まったく不公平でも理不尽でもない。ほとんどの仕事は、特に管理職であればなおさら、かなりの「ピープルスキル」(人との接し方、コミュニケーション能力などのこと)が要求される。さらに言えば、悲しいかな、就職してからはほとんどの人が自分の妻や夫よりも職場の同僚とより長い時間を過ごすため、職場の仲間とうまくつきあっていけることは非常に重要なのである。


同僚との相性も重要

これまで書いてきたように、婚活と同じく理想の雇い主を見つけるまでの過程は実に厄介で、失望する事もある。だがその一方で、うまくいったデートと同様、面接がうまくいけば雇い主との「結婚」への期待に胸躍らせることになる。
候補者と企業の相性の良さがどれだけ大切か、決して過小評価されるべきではないだろう。仕事に満足出来るか否かは、快適に働ける職場環境かどうかにかかっている。転職する際は仕事内容だけでなく、その会社・同僚とうまくやっていけるかどうかが実に重要となるのである。