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★おすすめ記事★【転職活動】リファレンスの注意点

日本企業への転職では一般的ではないものの、外資系企業への転職では「リファレンス」を求められることがよくあります。リファレンスは英語の「reference(参照)」から来ており、外資系企業への転職では「第三者による推薦の取り付け」を指します。

「リファレンス」を求められて、「自分が信用されていないのではないか」と不信感を抱く方がいらっしゃるかもしれませんが、それは誤解です。

確かに、リファレンスの内容が悪いと、採用の成否に響くことがあります。しかし、リファレンスを頼む相手を選ぶのは自分自身なのですから、ある程度自分でコントロール可能なものです。自分をサポートしてくれるリファレンスを獲得すれば、強力な味方になってもらえます。

=========【リファレンスとは?】=========


求められるタイミング

リファレンスが求められるのは、通常、候補者との面接を通じて、「ぜひこの方を採用したい」と8-9割方固まった段階です。ですから、もしリファレンスを求められたら、自分は正式内定又は正式契約締結の一歩手前にいると考えてよいでしょう。

目的

企業側はリファレンスを求める時点で、あなたに対してポジティブな印象を持っており、ぜひ一緒に働きたいと考えています。しかし、どんなに面接や対話を重ねても、人間同士ですから、100パーセント確実ということはありえません。このため、「念のために」、過去に候補者と一緒に働いたことのある「第三者から」、候補者の「過去の仕事ぶり」や「人物像」について聴取することにより、それらが「自分達が抱いているポジティブな印象と相違はないか」確認します。これがリファレンスの目的です。
つまり、企業側は、あなたの人間性に疑問があるからリファレンスを求めているわけではありません。あなたが素晴らしい候補者だと考えるからこそ、第三者の目線からも「最後の後押し」が欲しいと考えているのです。

形式


推薦者から書面(レターやメール)で推薦状(リファレンス・レター)を書いてもらう場合と、推薦する方の名前や連絡先を候補者から聞き、企業又は人材紹介会社が推薦者に電話で質問する場合と、2つのパターンがあります。

言語

企業側の社長が外国人である場合や、本社に採用決定権がある場合は、英語が無難です。または、弊社のような人材紹介会社が推薦者から日本語で話を伺って、その内容を英語で報告する場合もあります。

【重要】誰に頼むか

通常は現在またはなるべく近い過去の職場の上司にあたる方に頼みます。なぜなら、あなたの仕事ぶりを最もよく知っている人だからです。しかし、様々な事情により、現在又は過去の上司に依頼できない場合もあると思います。そういう時は、あなたのことを良く知っていて、あなたの仕事ぶりをポジティブに評価してくれる人を幅広く考えてみてください。現職や前職で関わりのあった方、例えば、元同僚、取引先の方、お客様等、様々な可能性が考えられます。
推薦者のランクについては、高い方が無難です。しかし、見栄を張って実務上ほとんど関わりのなかった高い役職者に依頼し、無味乾燥な推薦状を出してもらうよりは、あなたの仕事ぶりを本当によく知っていて、あなたを信頼し、高く評価してくれる上司や同僚、パートナー等が書いた推薦状の方が、より説得力があります。


===========【ポイント】===========

1.推薦者は自分で指定!


リファレンスは本人に秘密で行う「信用照会」ではありません。推薦者を選ぶのはあなた自身です。人間性において信頼でき、仕事において優秀で、あなたのことをポジティブに評価してくれる方にお願いすれば、非常に強力な味方になってもらえます。そのためには、自分がどんなポジションに応募しているのか、なぜその会社で働きたいのか等、事前に推薦者に簡単に説明しておきましょう。

2.普段のネットワークが重要!

リファレンスを頼める人がいるということは、仕事において誰かと信頼関係を築くことができたことの証です。今現在の職場で周りに信頼できる人がいなければ、過去の職場でのつながりや、仕事と関連のある社外のネットワークでも構いません。何年も社会人として仕事をしてきた中で、信頼できる人、人間的に尊敬できる人が自分の周りに一人もいなかったということは考えにくいものです。普段から周りの人と信頼関係を築いておくことが、いざというときに大きな財産になります。

3.どうしても無理なら素直に相談!

そうはいっても、様々な事情により、どうしてもリファレンスを頼める人がいない場合もあります。例えば、転職活動をしていることを絶対に隠し通さなければならない場合です。どうしようもない場合は、その事情を素直に企業側や人材紹介会社に伝えて、相談してください。相談しなければ、失敗は確実ですが、相談してみれば解決策が見つかる可能性があります。


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リファレンスを求めない企業も中にはあります。しかし、一般的には、重要なポジションになればなるほど、リファレンスは避けて通ることができないものです。リファレンスのポイントを押さえ、上手にチャンスを活用しましょう。

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最後に、典型的なリファレンス・レターの見本(日本語・英語)を別添します。もちろん、内容及びフォーマットはこの限りではありませんので、あくまでも一つの例として、参考としてご覧ください。

SAMPLE reference letter english (1).pdf
SAMPLE reference letter japanese (1).pdf