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ドイツの面接対策アドバイス

外資系企業に応募すると、面接官が外国人であることはめずらしくありません。この時、日本経験の長い外国人であれば、「他の日本人と比較してこの候補者はどんな人物か?」という視点から面接を行えるでしょう。
しかし、重要なポジションになればなるほど、日本経験があまりない外国人が面接官になる方が普通です。この場合、ライバルは日本人以外の候補者となることも十分考えられますから、より国際的な視点から候補者の比較・検討・評価が行われます。

このような面接を控えた時に、日本の転職アドバイスだけに頼るのは少し不安があります。もちろん、世界共通の価値観もたくさんありますから、日本で良いとされている対応が、海外でも同じように評価されることも多いと思います。しかしながら、外国人幹部との面接の前には、できれば面接官の文化的バックグラウンド、経歴、人柄等について情報収集を行い、相手の個性に合わせた対策を練ることをお勧めします。LinkedInやXINGのようなSNSは情報収集の有力な手段です。特にXINGはドイツ語圏のユーザーが多いようです。

ドイツで重視されている資質

iStock_000000687675Small.jpg ドイツの転職サイトでは、「面接では積極的に質問して主導権を握れ」「(言葉で)壁際に追い詰められて、支離滅裂なことを述べたら負け。常に自分の陣地を守り、冷静かつ余裕を持って対処すること。」といったアドバイスをよく見かけます。

候補者にとって答えにくい、意地悪な質問をされた時のアドバイスでは、「今の質問と、今回のポジションの仕事及び入社後に予想されるチャレンジの内容には、どのような関連があるのですか?」「このような具体的な質問をされる背景を伺っても良いでしょうか?」のように、候補者の方から逆質問すると良いと書いてあります。

また、質問への答えがすぐに浮かばないときは、焦らずに「少し時間をください」と堂々と述べて、時間を稼げと勧めています。

このように、ドイツでは「面接というストレスのかかる場面でいかに冷静に対処できるか?」という点を非常に重視しているようです。

相手の個性に合わせた準備を

以上はあくまでもドイツの場合であり、ヨーロッパの他の国では多少ニュアンスが違う可能性があります。上記アドバイスのような受け答えが少し不遜に感じられる国と、そうでもない国があると思いますし、北米の個性もドイツとは違うでしょう。大事な面接の前には、相手のキーパーソンの文化ではどのような振る舞いが高く(または低く)評価されるのか、念のために調べておくことをお勧めします。